【本紹介】一分で話せ 伊藤洋一著

これまで自分が業務の中で、いかに何も考えずに言葉を発してきたかを自覚し、改善の必要性を感じさせる一冊でした。

 

本書では、周囲の人に対してどのようにして話すと伝わりやすいか、という点をいくつかのポイントに分けて説明しています。

 

その中でも本書では「シンプルに伝える」というポイントを強調していました。

 

業務で周囲の人に何かを伝えるときに、自分の頑張りを示そうとしたり、相手に気を遣い過ぎると、物事のプロセスなど余計な言葉を付け加えてしまいます。

 

相手が知りたいのは結論なので、その結論をシンプルに話すことがポイントと述べられています。

 

 

また、本書の中で特に印象に残ったのがピラミッドストラクチャーです。

(論理思考の基本なのだそうですが、恥ずかしながらこれまで知りませんでした、、)

 

ピラミッドストラクチャーは、一段目の結論に対して、二段目に複数の根拠を置き、更に三段目に各根拠の実例を挙げる、という考え方です。

 

このストラクチャーを元に考え方を組み立てることで、説得力のあるストーリーを作成することができるようになります。

 

今後、自分の考えをまとめる時にはこのピラミッドストラクチャーを元にしたいと思います。

 

それ以外にも、簡単な言葉を使うことや、資料は視覚的に理解できるものを作ることなど、自分自身、普段意識にはあるものの実践できていなかった部分も説明されており、改めて意識し直すきっかけになりました。

 

本書に書かれている内容は、仕事に限らず色々な場面で使えるものなので、皆さんにおすすめします。