2023年を制覇する破壊的企業 山本康正

本書では2025年の未来の日常がどのようなものになっているのか、GAFAなど世界最先端の企業の動向を元に予測した内容が書かれています。

 

この本の中では、Appleによる医療業界や車業界への参入など、今後は業界の壁を飛び越えた参入が相次ぎ、様々なサービスの提供が行われると予測しています。

 

近年では、例えばテスラの自動運転など、ソフトウェアの発展著しい社会の中で、ハードウェアの占める割合は小さくなってきており、それに伴い身体を動かす機会が減ってきています。

しかしながら、人間には人類の歴史の中で長く続いた狩猟時代に培われた本能により、身体を動かすことがストレスの軽減となるため、今後は体験を提供するサービスが台頭してくるのではないかと、この本を読む中で感じました。

 

この本を読むまでは知らなかった、GAFAなど身近な企業が提供しているサービスの詳細や、今後どのような方針で生き残りを考えているのかを知ることができ、ためになりました。

 

また、今後もイーロン・マスク氏のような業界の壁や常識を何とも思わない経営者が次々と参入し、業界を覆すサービスを提供していくのだろうと感じました。

 

 

個人的に面白かった話は、視聴者一人ひとりに合わせたエンディングを提供するネットフリックスの未来のサービスです。

 

これまでの映画やドラマのどのシーンで笑ったか、泣いたかなど、視聴者一人ひとりのデータを集め、それらのデータからAIが各視聴者に最適のストーリーやエンディングを提供するというサービスです。

 

こんなサービスがあったら、映画やドラマの楽しみ方も変わりますし面白いですね。

 

 

この本の中では、5年後に必須となるスキルについても本書の中では示されておりました。

 

それらは英語やデータサイエンスなどのスキルですが、それらのスキルがなぜ必要なのか、そしてどのようにスキルを習得できるのか、といった事まで書かれており、ためになりました。

 

常に学び「タグ」を増やすという考え方も示されており、

自分自身、エンジニアとしてのタグしかないため、他社・他業界でも求められる人材になるために、積極的に勉強し「タグ」を増やしていきたいと感じました。

 

最新の技術トレンドを知れる本なので、おススメします。