傲慢と善良 辻村深月著

辻村深月さんが書かれた「傲慢と善良」を読みました。

 

 

 

 

普段小説はあまり読まないのですが、この小説は知人から紹介されて読みました。

 

読み終わった感想ですが、これまで読んだ小説の中でベスト3に入る面白さでした。

 

主人公の心情が丁寧に描写されているのに、全体的に読みやすくて物語のテンポが良い。

 

読み進める程に引き込まれていきました。

 

ここでは本の内容はあまり詳しく書きませんが、テーマが婚活や恋愛ということもあり、幅広い方が感情移入できる作品なのではないでしょうか。

 

主人公の境遇と完全に当てはまっていなくても、主人公の感情に共感できたり、

あるいは主人公の周りの人達の言葉が刺さったり、、という人は多いと思います。

 

私も婚活をしていることもあり、主人公に共感できたり、周りの人達の言葉が刺さる場面が多かったです。

 

読みやすい小説で気軽に読めますので、おススメです。

 

それではまた。

生命の起源

生命の起源

 

このyoutube動画、面白かったです。

 

なぜ有機物の存在しない世界から有機物が生まれ、それが生物に進化したのか。

その流れが理解できました。

 


www.youtube.com

 

流れとしては以下のように理解できました。

 

・無機物しか存在しない原始地球に、雷のスパークをトリガーとして有機物が生まれる。

・その有機物に外部から化学エネルギーが加わり、単細胞生物となる。

(当時、太陽の紫外線は現在の10倍であり、海底噴出孔からの化学エネルギーを受け取った説が有力)

単細胞生物の中に、光合成を行なうものが出てくる(シアノバクテリア

・シアノバクテリアが増えた結果、大気中の酸素濃度が上がる。

・その酸素濃度に耐えられ、なおかつ酸素濃度が増えたことで発生した寒冷化(全休凍結)に耐えられた単細胞生物が生き延びた。

・その後、高い酸素濃度は単細胞生物の活動量を増加させ、多細胞生物など多彩な生物が生まれ進化していった。

 

1時間でこれらのことを学べる素晴らしい動画です。

 

暇と退屈の倫理学 國分巧一朗

この本では、哲学の観点から「暇」と「退屈」が述べられています。

 

 

人類が遊牧から定住に生活様式を変えたことで起こった変化についての説明が特に印象的でした。

 

それまでの遊牧生活では、移動する度に環境に適用する必要があります。

 

どこで食べ物を獲得できるか?

水はどこにあるのか?

危険な獣はいないか?

 

こうした新しい環境に適用する中で、人の脳は刺激され活性化されました。

 

 

しかし生活様式が定住に変わると、その変わらぬ環境は人の脳を刺激せず、活性化された脳は活躍する場を失いました。

 

その活性化された脳が活躍する場として、工芸技術や政治経済、宗教や音楽が高度に発展してきました。

 

また遊牧生活では、死者を葬った後にその土地から離れていましたが、定住生活では死者を葬る場所として墓地が生まれ、死後の肉体との物理的な距離が近くなりました。

 

死後の肉体との物理的な距離が近くなったことにより、例えば「彼の身体は墓地にあるが、彼はどこに行ってしまったのだろう」といったように、生きている人間は死者のことを考えることが多くなり、それが霊や霊界といった概念の発生に繋がったと述べられていました。

 

 

この本の中では、人類が遊牧から定住に生活を背景についても述べられており、その内容も面白かったです。

 

従来の人類史観では、食糧生産の開始により定住生活が始まったことが通説でしたが、この本の中では、気候変動によって定住生活が開始され、その結果として食糧生産が始まった、とのことでした。

 

 

人類史から身近な概念である「暇」と「退屈」を述べた本書は、幅広い年代の方におススメの一冊です。

ドローンの飛行申請

今日はドローンスクールに行き、ドローンの飛行の許可申請をサポートして貰いました。

 

国交省のページから申請するのですが、これが非常に複雑で、、

 

機体の登録、操縦者の登録をした上で、飛行許可の申請をします。

 

たくさんの知らない単語が出てきたのですが、スクールの方にサポート頂き何とか申請できました。

 

一人では申請まで行きつけなかったと思います。

スクールの方に感謝感謝です。

 

飛行許可が下りたからといって、どこでも自由に飛ばして良いというわけでなく、場所によっては個別で飛行申請が必要となります。

 

その辺りも、しっかりルールを順守して飛ばしていきたいと思います。

(恐らく、まだ国の目が行き届いておらず、申請せずとも飛ばせてしまう状態な気もしますが、、)

 

 

ドローンは、国家資格制度がスタートしたのですが、この国家資格の取得が難しいそうです。

 

なんでも、GPS無しで安定して飛行させることが求められるとのことで、ドローンを持っていない人が行って受かるような試験ではないそうです。

 

今日機体も受け取ったので、この機体を使って練習していきたいと思います。

 

未来の年表 業界大変化 河合雅司

人口減少を軸とした日本の未来予想が本書の内容です。

 

今後日本の人口が減少することで、私たちの生活にどのような変化が起きるのか述べられています。

 

 

 

これまで、人口減少による弊害として地方の衰退という大まかなイメージしか持っていませんでしたが、本書を読むことで、業界ごとにどのような変化が起きるのかを知ることができました。

 

水道ガス料金の値上げや物流の停滞など、身近な生活に影響が出ることがわかりました。

 

本書に関しては、前半は人口減少による日本の衰退を扱う悲観的な内容がメインですが、後半では今後の提言が述べられています。

 

今後の提言の中で最も印象に残ったのは、日本のビジネスモデルのチェンジに関する内容です。

 

マーケットの縮小をカバーするために、製品やサービス1つひとつの付加価値を高めることが必須であり、そのためには良いものをより安くという「薄利多売」から、ヨーロッパの有名ブランドに見られるような「厚利小売」にシフトチェンジしていくことが求められるという内容です。

 

そのために企業に求められるのは「マーケットとの対話」、すなわち顧客ニーズに徹底的に答えていく姿勢であると述べられていました。

 

 

本書では、鉄道やインフラなど身近な物事に関する日本の未来の姿が述べられており、イメージしやすくわかりやすい内容でしたので皆さんにおススメです。

 

それではまた。

29歳の教科書 越川慎司

この本は、働き方改革をコンサルするクロスリバーという会社を起業された越川さんが書かれた一冊です。

 

29歳の教科書

29歳の教科書

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この本の中では、会社が従業員を守るという終身雇用の考え方は今後益々減っていくため、個人一人ひとりがスキルを身に着けて、このオープンワールド化した世界を生き抜いていく必要があると説いています。

 

その各個人の実力が重要視されていく社会において、いかにしてスキルを身に着けるか、また他の人材との差別化を図るかということが書かれています。

 

特に印象に残っているのは、「働きがい」の分析です。

 

「働きがい」を得るには、Must(会社が求めるもの)、Can(自分ができること)、Will(自分がやりたいこと)の3つの円を意識する必要があり、この3つの円が重なっているのが「働きがい」を得られている状態と書かれていました。

 

自分のWill,Canと会社のMustを意識して、これら3つの円が重なっていない状態

なら、それを改善する方法として転職という手段もあると感じました。

 

転職以外にも、フリーランスを成功させる要素についても書かれていて大変参考になりました。

 

社会人の皆さんにおススメの一冊です。

 

それではまた。

今年の抱負

今年の抱負は下記4点です。

 

・オンライン英会話を継続し、365回以上受講する

 

・読んだ本の感想をブログに載せ、一年間で何冊読んだか振り返れるようにする

 

・貯金を増やす

(ブログの趣旨とは離れますが、不動産を購入しようと考えており、その種銭用です)

 

・婚活に終止符を打つ

(今年こそは、、!)

 

みなさんもよい一年をお過ごしください。

 

それではまた。